eMAXISSlim米国株式(S&P500)


ドル円

まとめ
2025年7月14日から7月18日にかけて、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価格は上昇し、ドル円相場は円安が進行しました。
📈 米国株式市場(S&P500)の動向
- S&P500は週間で約+1.5%上昇し、史上最高値を更新する「連続記録」ペースとなりました
- AI関連や半導体株を中心に好調な企業決算が続き、ナスダック指数も高値圏で推移しました
- ただし、市場全体の上昇幅は一部メガキャップ株に偏っているとの指摘もあり、市場の広がりには依然注意が必要です
💱 為替市場(ドル円)の動向
- ドル円相場は一段と円安が進み、週中には146円中盤から147円台前半まで上昇する展開となりました
- 背景には、米ドル全般の強さや日米間の金利差、さらにリスク選好の継続による円売りの流れがありました
- また、トランプ政権によるEUやカナダへの新関税検討報道にもかかわらず、円は割り込む形でドル高・円安が優勢に推移しました
🌐 主な経済・市場イベント
- 大手企業の決算:Nvidia、TSMC、主要金融株などが好決算を発表し、株価上昇の原動力となりました
- メガキャップ株への買い:一部銘柄に資金が集中する「逆張り的な狭幅上昇」も見られ、市場全体としての強さには限界も示唆されました
- 米政策・インフレ背景:消費者物価指数(CPI)6月分の上昇(+2.7%)がFRBの利下げ期待を一時後退させましたが、企業利益と貿易改善期待が相殺し、総じてプラスの動きに傾きました
- 関税リスク:欧州連合やカナダへの潜在的な関税25~35%導入報道によりリスク警戒感が高まりましたが、市場への影響は限定的にとどまりました
💹 日本人投資家への影響
- 株価上昇 × 円安進行:理想的な相場環境が整い、円建て評価額は大幅上昇。
- 特に、基準価格そのものの上昇と為替差益が合わさり、運用成果には非常にポジティブなインパクトとなりました。
✅ 総括
2025年7月14日〜18日の週は、
✔️ 企業決算の強さとAI・半導体株への資金集中 → 株価上昇
✔️ 米ドル全般の堅調さと日米金利差も円安圧力に
✔️ 税関・関税の政策不透明感にもかかわらず、リスクオン継続
→ 結果として、eMAXIS Slim S&P500の基準価格は上昇、評価額も円ベースで増加する週となりました。
🔮 今後の見どころ(注視ポイント)
- 7月下旬の米CPI・PCE・FOMC声明:米FRBの金利スタンスと利下げ観測に影響。
- 米とEU・日本・カナダなどとの通商交渉:関税政策の進展により市場も変動。
- 大型株以外の企業決算動向:広範な市場セクターへの資金流入が次の上昇継続の鍵。