eMAXISSlim米国株式(S&P500)


ドル円

まとめ
2025年7月21日(月)は、海の日で祝日のため、東京証券取引所(東証)は休業でした。2025年7月22日~7月25日にかけて、eMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)の基準価格は上昇し、ドル円相場はさらに円安が進行しました。以下、市場動向と主な経済イベントを総括します。
📈 米国株式市場(S&P 500)の動向
- 7月22日に新高値を更新し、S&P 500は6,309.62ポイントで終値を迎え、週間でも約**+1.7%の上昇**となりました
- 背景には、米・フィリピンおよびインドネシアとの貿易合意発表と、**中国との通商関係「非常に良好」**との見通しが広がったことが投資家心理を強化しました
- 大手企業の決算はまちまちでしたが、Big Tech セクター全体では利益成長が続き、S&P 500全体の利益見通しは前年比6.7%増とされています
💱 為替市場の動向(ドル円)
- ドル円は円安傾向が継続し、7月22日の約146.68円から7月25日には約147.56円まで上昇しました
- 背景には、ECBが金利据え置きとしたこと、日本との新通商協定、および日本政治不透明感が相まって円が弱含みとなった点が挙げられます
🌐 主な経済イベントと背景
- 米・フィリピン及びインドネシアとの貿易協定締結(7/22)
→ 投資家心理に貿易緊張緩和期待をもたらし、株式市場を支援 - 貿易・関税動向への注視
→ 特にトランプ政権の対EU/カナダなどへの追加関税政策の懸念が依然残るも、市場への影響は限定的にとどまりました - 企業決算シーズン
→ GMやRTXなど一部はタリフ影響で減益を示すも、他の大型株の好調が相殺し、全体として指数は底堅く推移 - FRB・金利スタンスへの注目継続
→ パウエル議長の発言待ちで市場は慎重だが、利下げ観測が後退しつつも秋以降の緩和期待は残る構図
💹 日本人投資家への影響
- **株価上昇 × ドル高(円安)**により、円建て評価額は明確に上昇しました。
- 特に、基準価格上昇と為替差益の両面で資産価値向上が期待できる週となりました。
✅ 総括
2025年7月22日~25日の週は、
✔️ 新貿易協定によるリスク緩和期待でS&P500が史上最高値を更新
✔️ 大型企業決算は混在ながらも全体には好調で、利益成長見通し堅調
✔️ ドル高円安が進行し日本人投資家は恩恵を受ける展開
→ 結果として、eMAXIS Slim S&P500の基準価格上昇に加えて、円換算での評価額も上昇する好環境でした。
🔮 今後の注目ポイント
- 米8月1日のEU関税期限:引き続き通商リスクの動向要注目
- FRBの金融政策・インフレ指数(CPI/PCE)
- 今後のBig Tech企業決算とそのトレンド動向