eMAXISSlim米国株式(S&P500)


ドル円

まとめ
2025年7月7日から7月11日にかけて、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は上昇し、ドル円相場は円安が進行しました。以下、市場の動向と主な経済イベントを総括します。
📈 米国株式市場(S&P500)の動向
- 週明け7日は急落スタートとなりました。トランプ大統領が日本・韓国・カナダなどに対して新たな関税措置(例:日本・韓国25%、カナダ35%)を発表し、これにより市場心理が悪化しました
- ただ、週後半にはAI関連銘柄の買い戻しや大口ファンドの資金流入が見られ、株価は急反発しました 。
- その結果、週末には**S&P500は前週末比–0.3%と小幅下落に留まりましたが、依然として年初来+6.4%**と好パフォーマンスを継続 。
💱 為替市場(ドル円)の動向
- ドル円相場は円安が進行し、週初の145.5円前後から147.5円近辺まで円安傾向が強まりました
- 主因は、関税不透明感にも関わらず、米金利期待と日米政策金利差の継続、そして地政学リスクにもかかわらずリスクオンの再高まりだと見られます 。
🌐 主な経済イベント
- 関税ショック(7/7)
トランプ政権が日本・韓国・カナダ向けに25〜35%の新関税を発表 → 株式・為替に短期的な動揺が広がる - AIセクターへの資金回帰
AI関連企業への強気姿勢が継続、S&P500指数を支えました。大口ファンドでは$1.7 Bのテック株流入などが確認されています - 金融政策・経済指標への視線
今週はCPI発表・FOMC待ちの様相となり、Fedの方向性見極めで市場は動きを抑制。ただし利下げ観測は引き続き支え材料に 。 - 資金流れの変化
米国株ファンドへの流入ペースが鈍化(前週 $31.6 B → 今週 $2.1 B)した半面、テック・セクター向けには大規模な資金流入が続いた形 。
💹 日本人投資家への影響
- 円建て評価額は上昇しました。
基準価格自体は週次でややマイナスとなったものの、円安進行の効果が上回る構図に転じました。
✅ 総括
2025年7月7日〜11日の週は、
✔️ トランプ政権の新関税発表によるリスクオフ → 週初株安
✔️ AI関連の買い戻しや資金流入で中盤以降に反発
✔️ FOMO(Fear of Missing Out)資金がテックへ集中
✔️ ドル高・円安進行 → 日本人投資家には追い風
✔️ 結果的に基準価額は小幅下落も、為替差益により円建て評価額は上昇
🔮 今後の注目ポイント
- 7月中旬以降の米CPI公表とFOMC声明:利下げの鍵
- 関税対象国との協議進展:日本・韓国・カナダへの圧力が和らぐか
- AI需給バランスと大型決算:テック株の牽引力継続となるか