eMAXISSlim米国株式(S&P500)


ドル円

まとめ
2025年11月17日~11月21日の期間について整理します:
- eMAXIS Slim S&P500(以下「eMAXIS Slim S&P500」)の基準価格の動き
- ドル/円為替(円安進行)動向
- 当該期間における主な経済イベント・マクロ要因
- その背景・今後への留意点
1. eMAXIS Slim S&P500の動き
- この週においてeMAXIS Slim S&P500の基準価格は下落傾向にありました。nvida決算を受けて11/20に上昇したものの、翌11/21には大きく下げました。
- 下落の背景としては、①高値圏での利益確定の動き、②利下げ期待の後退、③企業決算・マクロ指標を見て慎重ムード、などが挙げられます(後述)
2. ドル/円為替の動き(円安進行)
- この週、ドル/円は円安方向(ドル高・円安)に動いています。具体には、11月17日には1ドル=約 \154円半ば。11月21日には1ドル=約 ¥156後半 になりました。
- よって、週を通じて「円安進行」と見ることができます。
- 為替としては、円安局面はドル建て資産を持つ日本投資家にはプラスに作用する可能性がありますが、株価が下げている中では為替要因だけでは補えない部分もあります。
3. その他の主な経済イベント・マクロ要因
この週(11/17〜11/21)には、株・為替・債券を動かす重要な出来事がいくつかありました。代表的なものを整理します:
- ① 米株式市場における慎重ムード:
- 17日、米市場では主要株価指数が下落。例として、ダウ平均は -1.2 % 程度の下落。
- 加えて、テック株中心の反動や、過熱感のあるAI関連銘柄への警戒も報じられています。
- ② マクロ指標と政策期待の複雑化:
- この週、米国の経済データ発表・政策スタンスに関する注目が高まっており、例えば Federal Reserve(Fed)関係者の発言や、利下げ期待の後退が市場に影響を与えています。
- さらに、「今週の経済指標カレンダー」では、データ遅延の影響・政策見通しへの懸念が挙げられています。
- ③ 為替・日本を取り巻く環境:
- 日本の円は対ドルで弱含みで推移。円安進行の中、日本経済・輸出・物価への影響も頭に入れておく必要があります。
- また、円安が進むと日本国内の輸入物価上昇・消費力低下というリスクも伴います。
- ④ リスクオフ/調整の動き:
- 市場では「リスクオンから調整へ」という動きが出ており、株価が上げ続けていた反動、そして警戒感が強まっている状況です。
4. 総括/投資家向け留意点
この週の動きを日本の個人投資家・ファンド保有者視点で整理すると、以下のようなポイントが挙げられます:
- プラス要因:
- 円安が進んだことで、ドル建て資産を日本円で換算すると為替差益の恩恵があった可能性があります。
- マイナス要因:
- ただし、米株式(特にS&P500連動型ファンド)の基準価格が下落しているので、株式本体の下げで全体としてはマイナス影響が大きい可能性があります。
- 為替でカバーしきれない株価の下げや、逆風となるマクロ変化(利下げ期待の後退、テック株警戒など)が出てきています。
- 今後観察すべき点:
- 米国のインフレ・雇用・製造業データ:これらが予想を上回るか下回るかで、利下げ期待の方向性が変わってきます。
- 日本の為替/日銀の対応姿勢:円安が進む中、政府・日銀がどのようなコミュニケーション・政策をとるかが鍵。
- グローバルな株式の調整リスク:特にテック株・AI関連株・景気敏感株については過熱感が指摘されており、調整が出やすい局面とも言えます。
- 戦略的視点:
- もしeMAXIS Slim S&P500など米株連動型ファンドを保有しているなら、今が「調整/持ち高見直し」のタイミングと捉えてもよいかもしれません。特に、為替ヘッジの有無・ポートフォリオ内で米株の割合がどれくらいかを確認しておくと安全です。
- また、円安という為替有利な状況を活かしつつも、株価の下げを前提に「分散投資」「積立継続」「調整時の買い場探し」などを検討しておくと良いでしょう。
