eMAXISSlim米国株式(S&P500)


ドル円

まとめ
2025年7月28日から8月1日にかけて、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価格は上昇し、対ドルでの円安が進行しました。以下、市場の動向と主な経済イベントを整理して総括します。
📈 米国株式市場(S&P500)の動向
- S&P500は7月28日から週央にかけて最高値を維持し、連日堅調に推移しました。7月28日は6,389.77ポイント、週末8月1日は6,238.01ポイントと週間では小反落となりましたが、前週比プラス圏を維持しました
- 特に、米・EU間の貿易合意期待が広がる中で、企業決算も好調なことが指数をサポートしました
💱 為替市場(ドル円)の動向
- ドル円は円安が進行しました。7月28日の約147.8円から8月1日には約147.4円とやや円高に振れた場面もありましたが、月間ベースでは依然として円安傾向です
- ドル安局面は週末に弱い米雇用統計を受け加速しましたが、全体では日米金利差やリスク選好傾向によるドル買い圧力が強く残りました
🌐 主な経済・市場イベント
- 8月1日 米国雇用統計
7月の非農業部門雇用者数はたった73,000人増と予想を大幅に下回り、雇用データが弱いという結果に。失業率は4.2%、以前の月も大幅に下方修正され大きな衝撃となりました - 関税政策の一斉導入
トランプ政権は8月7日から66〜69ヵ国へ関税を一斉適用すると発表し、平均有効関税率を18%まで引き上げ。市場はこれに対して警戒感を強めました - FRBの政策スタンス
7月末のFOMC後も金利は据え置き(4.25–4.50%)が継続され、パウエル議長はインフレと貿易政策の不透明性を踏まえて慎重姿勢を維持しました。9月の利下げ見送り観測も広がっています - 世界経済見通しの更新(IMF)
IMFは2025~2026年の世界成長率をわずかに上方修正。しかし、持続する関税リスクや財政悪化が景気を圧迫する懸念を示しました
💹 日本人投資家への影響
- 米国株高 × 円安傾向により、円ベース評価額は堅調に増加しました。
- ただし週末にかけてドルが軟化したことで為替差益はやや抑制される傾向が見られました。
✅ 総括
2025年7月28日〜8月1日の週は、
✔️ 米中・米EU通商進展期待と企業好決算 → S&P500上値維持
✔️ ドル堅調傾向だが雇用統計の弱さに週末軟化
✔️ 新関税導入発表による不確実性と市場警戒
→ 結果として、基準価額は週通して上昇傾向、日本人投資家の円建て評価額も円安で上昇しました。
🔮 今後の注視ポイント
- 8月7日発効の関税制度:市場への影響と貿易交渉の展開。
- 9月FOMCと雇用指標:利下げ開始のタイミング判断。
- 米企業決算とインフレ指標:特にPCEやCPIの動向。