eMAXISSlim米国株式(S&P500)
ドル円
まとめ
2025年8月25日～8月29日の週における、eMAXIS Slim 米国株式（S&P500）の基準価格とドル円相場、および経済イベントの動向を以下に総括します。
米国株式市場（S&P500）
- **S&P500は上昇し、8月28日に史上最高値を更新（終値6,460.26）**しました。
- 上昇をけん引したのは、
- ボーイング：韓国航空から約500億ドル規模の大型受注を獲得し+3.5%上昇。
- EchoStar：AT&Tへの周波数帯域売却報道で株価が70%急騰。
- NVIDIA：8月27日に発表した決算で、売上・利益とも市場予想を大きく上回り、AI需要が依然として強いことを証明。特にデータセンター部門の売上が前年同期比で大幅増加し、AI関連株全体に資金流入を呼び込みました。
- 市場全体として、FRBの利下げ期待と好調なハイテク決算が投資マインドを押し上げる展開でした。
為替市場（ドル円）
- ドル円は横ばいで安定。8月29日時点で1ドル＝約147.05円。
- 高値は148.12円（8/27）、安値は146.82円（8/28）のレンジ内。
- FRB利下げ観測によるドル売りと、日本経済の不透明感による円売り圧力が拮抗し、方向感に欠ける動きとなりました。
経済イベント・ニュース
- FRB利下げ期待：パウエル議長のハト派的な講演を受けて、9月利下げ確率は84～86%へ上昇。
- NVIDIA決算が市場を牽引：AIブームの継続が確認され、NASDAQを中心にハイテク株が強い買いを集めました。
- 企業ニュース：ボーイングの大型受注、EchoStarの事業売却が材料視され、個別株も大きく動きました。
日本人投資家への影響
- 基準価格の上昇により、eMAXIS Slim S&P500の円建て評価額はプラスに。
- 為替は横ばいのため、円安効果は限定的でしたが、株式上昇分がそのまま資産評価の押し上げ要因となりました。
✅ 総括
2025年8月25日～29日の週は、
- NVIDIAの好決算を筆頭にAI関連株が市場を牽引
- S&P500は史上最高値を更新
- ドル円は横ばいで安定
- FRB利下げ期待が投資マインドを支える
その結果、eMAXIS Slim S&P500の基準価格は上昇し、日本人投資家の円建て評価額もプラスで終わった週となりました。
