eMAXISSlim米国株式(S&P500)


ドル円

まとめ
2025年8月18日~8月22日の週の内容に沿って、eMAXIS Slim S&P500の基準価格推移、ドル円為替、そして主な経済イベントについて改めて総括いたします。
米国株式市場の動向(S&P500)
- この週、S&P 500は週間で約1.52%の下落につながり、週末時点で6,466.91ポイントとなりました(8月22日終了時)
- 火曜(8月19日)にはAI関連株の軟調が響き、S&P 500は−0.6%の下落、ナスダックは−1.5%と大きく調整しました
- この下落は、ジャクソンホール会議でパウエル議長のタカ派的発言への警戒や、インフレが依然高止まりしているとの認識が影響したと見られます。
為替市場の動向(ドル円)
- ドル円は週を通じて円高方向に推移しました。具体的には、8月19日に100分の1ドルあたり≒147.33円へ下落し、22日には大きく変動して146.57円まで円高が進行しました
- テクニカル面でも、ドル買い優勢のトレンドが一時崩れ、短期的にドル売り圧力が強まる展開となりました
主な経済・市場イベント
- ジャクソンホール・シンポジウム(8月21~23日)
FRB議長パウエル氏の講演が最大の焦点となり、利下げへの手がかりが注目されました - 小売大手の決算および消費動向への警戒
Lowe’s、Target、Walmartなどの小売大手の業績が発表され、消費の鈍化がマーケットに一定の重しとなりました - グローバル貿易・地政学の不透明感
トランプ米大統領がチップ関税の導入を検討するなど、貿易政策への不安が高まりましたが、市場全体への影響は限定的でした
日本人投資家への影響
- 株価の下落 × 円高進行という構図で、円建て評価額は減少傾向となりました。
- 為替が評価額に与えるネガティブな影響が、株式市場の下落と相まって顕著でした。
総括
2025年8月18日~22日の週は、
・AI関連株の軟調やパウエル議長への市場の不透明感から指数は下落
・ドル円は円高進行、為替面も日本人投資家には逆風
→ eMAXIS Slim S&P500の基準価格の下落と相まって、円換算の評価額は減少した週でした。