eMAXISSlim米国株式(S&P500)


ドル円

まとめ
以下は、2025年8月11日~8月15日の週における eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の動向とドル円為替、主要経済イベントの総括です。
米国株式市場の動向(S&P 500)
- この週、S&P 500は約0.9%上昇し、週末では高値圏を維持しました
- 特に8月13日(水)には連続記録的な最高値を付けるクローズとなりました。市場ではFRBの利下げ期待が高まり、中小型株(Russell 2000)は週間で+3.1%の大幅上昇を記録しました
- また、医療・ヘルスケア株が週内で最も強いセクターとなり、UnitedHealth Groupはバークシャー・ハサウェイによる買い支えにより大幅上昇しました
- 一方で、インフレ指標の悪化を受けた上値抑制の動きも見られ、市場は慎重な様子を残しました
為替市場の動向(ドル円)
- ドル円は円高方向へ推移しました。週初の8月11日(月)に1ドル=148.15円だったところ、週末の8月15日には約147.17円まで円高傾向を示しました
- この動きは、雇用統計の弱さやインフレの予想外の上昇を受けてドルが売られた結果と推測されます。
主な経済・市場イベント
- 利下げ期待の高まり:7月の雇用統計やインフレ指標の弱さを受けて、金融市場では9月以降の利下げ観測が再燃しました
- バークシャー・ハサウェイの買い支え:UnitedHealth Groupへの投資が市場の注目を集め、ヘルスケアセクターを大きく牽引しました
- インフレの悪化と利下げ期待の交錯:14日には予想を上回るインフレ指標を受け、利下げ期待が一時抑制され、株価は小幅な動きに留まりました
日本人投資家への影響
- 株価上昇 × 為替での円高という形で、評価額は総じて微増~横ばいとなった週です。
- 為替差で得られる効果はS&P500の上昇ほど大きくはなく、評価額の伸びは限定的でした。
総括
2025年8月11日~15日の週においては、
- S&P 500は週間で約+0.9%上昇し、最高値圏を維持。
- FRBの利下げ観測が再燃しつつ、インフレ悪化による懸念も混在。
- ドル円は円高方向に振れ、日本人投資家の評価額には好影も限定的。