eMAXISSlim米国株式(S&P500)


ドル円

まとめ
2025年6月30日から7月4日にかけて、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価格は上昇し、ドル円相場は円安が進行しました。以下に、市場の動向と主なイベントを総括します。
📈 米国株式市場の動向
- S&P 500は6月30日時点で6,204.95ポイントとなり、6月内で約+5.0%の上昇を遂げました。
- 週末6月30日のクォーター末の買いが支え、7月3日には最高値で取引終了(6,279.35)し、週間で+1.7%の上昇を記録しました。
- 第2四半期(4~6月)は、ナスダック+17.8%、S&P 500+10.6%と大幅なリターンとなりました。
💱 為替市場の動向
- ドル円は6月30日の約 144 円台から7月4日には約 144.4 円前後で推移し、円安傾向が継続しました。
- 米雇用統計が堅調かつインフレ安定の見方から、ドル買いが進みました。一方、日米の金利差拡大とリスクオンムードも円売り要因となって円安を後押ししました。
🌐 主な経済・市場イベント
- 米6月雇用統計(7/3発表):非農業部門雇用者数+147,000人、失業率4.1%と予想超えの力強い内容で、株式市場は好反応。
- 大型株の好決算:四半期末にかけてテック企業らが好調を示し、指数の上昇を支えました。
- 貿易・関税懸念の再燃:7月1日以降、トランプ氏の対EU・メキシコ・日本関税再導入示唆が藤回しされ、市場は一時的に警戒感を強めました。ただし、指数はすぐにリスクオンに戻り、高値水準を維持。
💹 日本人投資家への影響
- 株価上昇 × 円安進行という理想的な条件のため、円建てでの資産評価額は大幅に上昇しました。
- 6月末~年初からの回復により基準価額も堅調で、運用利回りへの好影響が大きかった期間でした。
✅ 総括
2025年6月30日~7月4日は、
✔️ 第2四半期の好決算と米雇用統計の好内容でS&P 500は史上最高値を更新
✔️ ドルが堅調維持、円安が継続
✔️ 貿易緊張の高まりも一時的で、リスクオンのムード回復
→ 結果として、eMAXIS Slim S&P500は全方向で好条件となり、日本人投資家の評価額は力強く上昇しました。
🔮 今後の見どころ
- 7月9日のEUなどへの関税発動期限:再び懸念が顕在化する可能性あり
- 今後のFOMC・利下げ観測:夏にかけた金融政策の進展が焦点
- 中国・日本などの景気指標/インフレ動向:世界的なマクロ環境が日本の為替と投資評価にも影響