eMAXISSlim米国株式(S&P500)


ドル円

まとめ
2025年6月2日~6月6日にかけて、**eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)**の基準価額は上昇し、ドル円は円安が進みました。以下、動きを詳しく整理します。
📈 株式市場の動向(S&P500)
- S&P 500は6月6日に6,000.36ポイントと、週ベースで+1.5〜1.6 %の上昇を記録しました
- 5月に利回り低下や不安定な地政学の影響で下値を試したあと、労働市場の底堅さと好業績を支えに反発し、テクノロジー株、特にナスダックは週間で+2.2 %、ナスダック銘柄中心に顕著な回復を示しました 。
- 指数は4月のボトム比20%超の上昇で一度はバブル圏へ踏み込んでいます 。
💱 為替市場の動向(ドル円)
- 6月6日のドル円は ≈144.87円と、週初段階(6/2 ≈142.72円)に比べて円安が進行 。
- 米労働市場の強さがFiscal緩和観測を先送りにしつつ、米中間の貿易協議再開予想も支援材料に。ドルが底堅く推移。
- 一方、日本は金融緩和継続の見通しが強く、日米の金利差拡大が円安圧力となりました 。
🌐 経済イベント
- 米雇用統計(6/6公表)
− 5月非農業部門雇用者数+139,000人、失業率4.2%で、期待通りかつ市場の不安を和らげる結果に - 米中貿易協議進展
− トランプ大統領の閣僚が6月9日にロンドンで中国と交渉することを発表し、貿易摩擦に対するリスク要因が後退 。 - 企業決算
− NvidiaがAI需要増を受けて前年同期比26%増の売上、テクノロジー株全体が上昇主導。Tesla・Apple・Amazon・Alphabetといった大型株も全体を押し上げました 。
💹 日本人投資家への影響
- 米国株高 × 円安進行 により、円建て評価額は大幅上昇しました。
- 株価上昇だけでなく、円安による為替差益も評価額を押し上げる好条件が重なりました。
✅ 総括
2025年6月2日~6月6日の週は、“米国株式市場の回復” “円安の継続” “米雇用統計の安心感” “米中貿易交渉進展の見通し” が重なり、eMAXIS Slim S&P500の基準価額と日本人投資家の円ベース評価額はともに上昇しました。
ただし、以下のリスクにも注意が必要です:
- S&P500が6,000ポイント付近で一時的な抵抗感を示し、過熱感も示唆されている 。
- 米中協議の具体成果や長期化する金利環境に不透明感が残ります。
今後も「米中貿易協議」「米経済指標」「FRBの金融スタンス」「円の方向性」をしっかりモニタリングしていきましょう。