eMAXISSlim米国株式(S&P500)


ドル円

まとめ
2025年6月9日~6月13日の週、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は基準価格がやや下落し、ドル円相場は円高に傾きました。以下に、相場・為替・主要イベントを整理します。
📉 米国株式市場(S&P500)
- **6月13日(金)**にS&P500は5,976.97ポイントまで下落(–1.1%)し、週全体では–0.4%の調整となりました
- 原因は、イスラエルによるイラン核・軍事施設への攻撃による地政学リスクの高まり。エネルギー価格の急騰がインフレ懸念を刺激し、市場のセンチメントが冷え込んだことが影響しています 。
💱 為替市場(ドル円)
- 週末のドル円終値は約144円付近で推移。週始の144.6円から一時円高に振れ、終値は144.11円前後 。
- 円高は、地政学リスクによるリスクオフ回帰や、投資家による円の安全資産買いが主因と見られます
🌐 主な経済・市場イベント
日程 | イベント | 内容 |
---|---|---|
6月6日発表 米雇用統計 | 非農業部門雇用者数+139千人、失業率4.2% | 市場を安堵させたが、週後半の地政学リスクで株価は反落 |
中米貿易協議進捗 | ロンドン会合の続報なし、週初は期待に支えられた相場も | 最終的に地政学ショックが上回る展開 |
地政学リスク | イスラエル攻撃→イラン報復で原油価格が+7〜10%急騰 | 物価・景気への影響懸念で株・ドル・円の動きに混乱 |
FRB次回会合注視 | パウエル議長の姿勢に注目 | 金利据え置き予想も、市場は警戒感継続 |
💹 日本人投資家への影響
- 株価下落 × 円高進行:円建てでの評価額は減少。
- ただし、週前半のドル高および株高が一部下支えになった形。
✅ まとめ
2025年6月9日~13日は、
✔️ 地政学リスクの高まりによるS&P500の週次調整(–0.4%)
✔️ 原油価格急騰によるインフレ・利上げ懸念
✔️ リスク回避のドル売り・円買い進行(144→144円へ円高傾向)
という構図が展開され、eMAXIS S&P500の基準価格・日本円換算での評価額ともに下落する厳しい週となりました。
🔮 今後の注目ポイント
- 中東情勢の行方:原油市場、リスク資産への影響継続の可能性あり。
- FRBの態度変化:地政学+本日発表のCPI・PPI・小売売上高が鍵。次回FOMC決定(6/18)はタカ派orハト派か注視。
- 米中貿易交渉の進展:通商政策の改善はリスク資産に追い風。